研修会レポート

2013年6月2日(日)、野島一彦先生の『グループ構成論』を素材に勉強会を実施しました。他のグループアプローチとの相違や、メンバーの組合せ、精神疾患のある方への案内やグループでのフォロー、オーガナイザーの役割など、いくつかの視点から考える時間となりました。ありがとうございました。

 

2012年12月9日(日)、坂中正義さんを講師・ファシリテーターにお招きし、研修会「グループにおける記録の活用プロセスや効果を客観的に振り返る方法として」を行いました。

 

<概要>

誕生日順に席替えをしペアを組んで自己紹介をした後、レクチャーがありました。合間にレクチャーを受けての感想や疑問点をペアで話し、それを講師に伝えてフィードバックを受ける、という流れですすみました。記録の仕方には正解がなく、メリットとデメリットを考えることの大切さと考え方のヒントが、実際の活用例を交えつつ紹介されました。

 

<参加者の声>

・自分が安易にアンケートを使いすぎていたなーということに気づかされたり、記録も大切なんだということを感じたりと、自分の中に新しい感覚が随分入ってきたように思います。グループに限らず、自分の中でこうかなー?っていろんなことを決めてしまって、自分勝手に動いているのはよくないのだと痛感しました。

 

・資料の各グラフがすばらしいデータを示している割には最後の「参加者カード」の記述がこの程度のもので良いのかと感じました

 

・私は仕事で面接をしていますが、全て記憶して記録におこそうと主つめすぎておこなった面接の記録を見返すと、事実が多くなにかそっけないものになっていたことを思い出しました。いろいろ工夫しながら、面接中にメモを取りながらやってみるといろいろ影響もあり、自分にあったやり方(クライエントさんにとっても)をみつけていくことは大事だと思いました。

 

グループにおける記録やアンケートの活用について実践的な講義内容で良かったです。合間に適度なペアワークも入ったので、よりディスカッションが深まったと思います。

2012年11月4日(日)、野島一彦先生を講師・ファシリテーターにお招きし、研修会「統合失調症患者の心理ミーティング:参加者の病態水準によるファシリテーションの違い」を行いました。

 

<概要>

午前中は25年実施された心理ミーティングの構造と経過を軸に、グループの場面設定やプレミーティングポストミーティング等の詳細やその意義、長期継続の意義や統合失調症者にエンカウンター・グループ的運営をすることの意味やSSTとの関係について話がありました。

午後は参加者を2グループに分かれ、メンバーとオブザーバーを交代しながら、75分間のセッションを2回実施しました。こうした"聴く・見る・やる"体験を通じての質疑応答が適宜行われました。

 

<参加者の声>

聞いて学べたことと、やって感じたこと、みて思ったこと、それぞれを体験でき、自然とわからないことやもっと聞いてみたいということがでてきました。

また、それを出しても安全だという柔らかい雰囲気を直接味わえたことが今回1番良かった点です。

 

1回限りの75分というミニセッションの中で何ができるのか、何が起こるのか期待の緊張の中でのセッションでした。野島先生の介入、反応の仕方も勉強になりましたし、沈黙やアンテナについても考えさせられました。

 

野島先生がファシリテーターをされるグループは、私にとって暖かく心地よいものでした。今日感じたことをそっと包んで持って帰りたいと思います。

 

長年の経験のもと実際に体験できたエンカウンターグループは、今後の援助者としての幅を広げさせてくれるものになったと思います。また、先生の話し方や声、表情、雰囲気からもこうあるべき姿を感じさせていただきました。

 

 

2012年10月13日(土)、金子周平さんを講師・ファシリテーターにお招きし、研修会「授業で実施するグループの進め方:担任のニーズや学級風土に応じたプログラムの作り方」を行いました。

 

<概要>

 午前中は、ニーズのあらわれ方の多様性とその背景に視点をおくことについて、そして「ニーズに応える」ということは、単に言われたことに応えるというだけでなく、そのニーズを尊重し、詳しく聴き、ニーズについて話し合った上で提案するというプロセスでもあることが具体的な例と共に説明されました。

 午後は、SSTやストレスマネジメント、構成型エンカウンターグループの違いと共通性についての説明の後、いくつかエクササイズを体験しました。エクササイズの折々にも、ファシリテーションしている時どういうことに注意をはらっているかといった解説がありました。全部で40ページのスライドとすぐに使える4枚のワークシートが配布されました(!)

 

<参加者の声>

・またグループをする機会にであったら、今までのように「え、イヤだな、どうしよう…」という気持ちをあまりもたずにのぞめそうな気がするので、がんばってやってみようと思います。

 

・もう少し事例についてディスカッションできれば良かったと思いました。

 

・自分の実践を言語化できていないところや、いつも想っているけど、そう、いつも想っていたことだ、ということを確認できました。

 

・研修を受け、できること、自分が体験してみてやりたいやってみようと思えることを現場で取り入れてやっていこうと思えました。少し肩の力を抜いて、できる範囲でがんばっていこうと思います。

2012年8月4日(日)、土井晶子さんを講師・ファシリテーターにお招きし、研修会「企業メンタルヘルス研修におけるファシリテーション:「次もお願いします」と言われる研修のコツ」を行いました。

 

<概要>

 午前中は、企業からの研修依頼を受けた時に確認することや準備することについて、実際的な方法が紹介されました。

 午後は、小グループの組み方から、リラクゼーション、フォーカシング、アートワーク等、企業向けの研修会で実施できるワークを沢山体験しました。またこうしたワークを研修会でどう参加者に説明するか、また参加者によって同じワークをどうアレンジするかといったことについての解説がありました。最後の質問では、心理のワークに慣れていない対象への配慮や工夫についての質問があり、それを受けて気をつけていることや工夫の仕方について具体的な説明がありました。

 

<参加者の声>

・かゆいところに手が届くような研修でした。

 

・最後のアートセラピーは、絵が苦手ということもあり、何を書いていいのやら?イメージができず、自分の中でしっくりこないまま仕上げてしまいましたが、グループでの振り返りにより落ちつくことができました。

 

・1時間、2時間の研修会の中で、いかに企業や社員にとってより良いものになるかはCPの専門性が問われる部分でもあると感じました。

 

・対人援助職に就かれている方や、これからそれを目指そうとしている方、一般企業の方など、普段はなかなか知り合うことのできないような人たちとワークをしたり、ディスカッションをすることでとても良い刺激となりました。

 

2012年7月8日(日)、中地展生さんと小西浩嗣さんをお招きし、研修会「家族を支えるグループのファシリテーション」を行いました。

 

<概要>

 午前は、中地さんが、不登校の親グループの事例を紹介しながら、メンバーの状況の違いをどうつなげるか、メンバーによってグループでの発言量に大きな差が出る時の対応など、ファシリテーターがその時々に感じたことや具体的なファシリテーションについて触れられ、最後に親グループの機能についての理論的なまとめがありました。

 午後は、まず小西さんのファシリテーションのもとで、アドベンチャーカウンセリングを体験しました。じゃんけんやボール、フラフープを使ったアクティビティを通して、メンバーが交流しグループとしてのまとまりが出てくるプロセスを体験しました。最後は全員で輪になって一日の感想をシェアしました。

 

<参加者の声>

今回のグループプロセスが保護者にとって不登校から不登校じゃなくなる子ども(親)になるプロセスではなくて、不登校の子どもを持つ親を生きるプロセスなのだと思いました。そして「親」のところはファシリテーターとかカウンセラーにも置き換えられるなあと思い、自分にとっても、仕事で日々出会う人たちへの別の視点を得ることができました。

 

不登校の親グループの事例を聞き、グループがつながっていく過程においてファシリテーターとしてどのような働きをしていくのか、又、ファシリテーターとしてどういうところに気をつけていかなければいけないのかすこしですが学ぶことができました。

 

多少の混乱や予期せぬ出来事、このように秩序の崩れる瞬間が大きなエネルギーとなり、ファシリテーターはこれを上手に取り扱うことが求められるのだと感じました。おそらく大変難しいと思いますが

 


アドベンチャーカウンセリングは、実際に身体を使ってのワークで、思ったように動けなかったりもして、楽しい反面、実際に実施する時は、苦手な方への配慮も必要だと思いました。使えそうなアクティビティはまたどこかで使わせていただきたいと思います。

 

童心にかえったような感じがあって、何か目的に向かうというよりも、いろんなものを一旦置いてただの私になっていくという経験でした。そういう経験ただの私になって今を楽しむが現実をいきていく力になるなあと思います。

 

2012年6月3日(日)、三國牧子さんをお招きし研修会「グループの力」を行いました。

 

<概要>

三國さんの簡単な自己紹介の後、参加者の皆さんに今回の研修に参加した動機を訪ねるかたちで午前中の研修会が始まりました。

グループをする上でのファシリテーターの準備、グループの構造、ファシリテーター同士の連携や役割分担のお話がありました。

 

午後は、参加者の方からの質問に答える流れでの進行となりました。ファシリテーターがグループで引き受けることや、参加者の方からの質問にあるような状況におかれた時、三國さんがファシリテーターならどういうことを考えるか…といったことが話されました。

 

<参加者の声>

「グループに自分自身がしっかりとコミットしていれば直感で動いても良いというお話で、自分自身のファシリテーションのやり方に自信がもてる気がしました」

 

「つまりどういうこと?という感じがしました。おそらく自分が体験していない感覚のことであったと思うところがあります。」

 

「講師のことばのエッセンスを自分の体験に重ねて追体験しているうちに、自分の中で新たな気づきが得られるという時間でした。理論の話ももっと聞きたかったです」

 

「もう少し技術的な部分のお話があると想像していたのですが、実際はちょっと違う感じでした」


「自分の課題を解決するヒントを得ました。大切なワードが最後につながる感覚があり充実した研修になりました」